大学受験の物理勉強法

物理ってどんな教科?

計算問題が多く、数学と似て理系的な教科であるのが物理。基礎の難易度が高いため、テキストの解説を読んでも内容がちんぷんかんぷんになってしまい、基礎段階での挫折してしまうケースが多い。
最初の段階では物理は理解できない教科であることを諦観して、物理が解らないことを割り切ってそれでも問題を解けるようにすることが最重要になってくる。
物理の問題を解くにあたり、なぜそうなるかは理解できなくて不安を感じても、問題集をこなし、パターンで解答していく訓練をすることが必要。物理の理解が進んではじめて、なぜそうなるのかが後々解るようになってくる。
つまり物理を理解することは解答することよりも難しい。しかし、基礎さえ全て頭に叩き込んでしまえば、満点も狙える科目。是非、得意科目にしよう。

物理の勉強法

①理解するための講義用の参考書と問題集はセットで使おう

問題を解くために、途中の式が解らない時など講義用の参考書で調べながら勉強する。最悪の場合でも、問題集の内容だけ頭に叩き込むことができればいい。講義用の参考書は理解のおまけ程度にしかならないケースもある。セットで使うことができればベスト。

②読まなくてもダメ、読みすぎてもダメ

講義用の参考書は解説が詳しいために、解説を読んで理解した気になって、自分で問題を解く訓練を疎かにする人が多い。あくまでも問題を解くことの補助としてテキストを使う。 しかし、問題集だけを使用し、ただの暗記になってしまうのもよくない。一通り講義用の参考書は目を通し、理解をできる部分は読み進めていこう。

③物理は理解が難しい!

物理が解らないことを割り切ってそれでも問題を解けるようにすることが最重要。物理の問題を解くにあたり、なぜそうなるかは理解できなくても、多くの問題集をこなしていくことで、パターンで覚えて回答していく訓練をし続けることがなによりも必要な作業である。

問題集の勉強法

①まずは解けるようにしよう

問題集はまず解けるようにすることが大前提。数式などパターンが決まっていることの暗記もかねて「習うより慣れろ」の精神で挑み続けることが大切。

②数学は事前学習が望ましい

物理はベクトルや微積など、数学知識の下地を使って解いていくために、物理の基礎として数学ができることが望ましい。数学の知識がなくてもできないことはないが、あったほうが理解は早い。かかる時間としては、数学のほうが圧倒的なので、先に数学の基礎を固めてから物理の学習を開始することをすすめる。

③問題文の読み方を鍛えよう

物理の難しい問題は基礎の組み合わせで出来ている。そのため問題文を読み解く力、ヒントを見つける力が必要になってくる。解法だけ覚えても解き方が思いつかないでは×。 どうしてその解法になるのか、それを導き出すための問題文を整理する力が求められる。

④最初はつらい!折れずにやりきろう!

物理の挫折率は基礎の段階がほとんどである。自分には理解できないと思って諦めてしまう人が多いが、基礎の問題集を最後まで解いていくことで解るようになる。

⑤計算スピードと正確さを鍛えよう

物理は計算して解く問題なので、極めると高得点が期待できる科目である。一通りの問題をこなした後は、確実に点数を取るために時間内に解き終わること、そしてケアレスミスをしないことが大切になってくる。

⑥他教科とのバランスをうまくとって学習しよう

数学の勉強時間との兼ね合い、バランスが大切になってくる。基本的に物理はメイン科目ではないため、何点取らないといけないか見極めて物理にどれだけ力を注ぐかを決める。

受験相談の問い合わせ
受験相談の問い合わせ

記事カテゴリー一覧

逆転合格を続出させる武田塾の勉強法を大公開!
志望校決定から入試当日までこの順番で勉強して、合格を勝ち取ろう!

  • 1.大学の偏差値・入試科目を知ろう!
  • 2.大学別の傾向と対策を知ろう!
  • 3.教科ごとの勉強法を知ろう!
  • 4.各教科、どんな参考書を
    使えばいいかを知ろう!
  • 5.参考書ごとの使い方を知ろう!